グリーン・ニューディールは経済成長を約束するか
オバマ大統領の就任以来、経済危機への対応としてもグリーン・ニューディールが喧伝されているが、本当に環境分野への投資が新たな経済成長につながるのか、直感的には腑に落ちないものがあった。
NIKKEI NET IT PLUS で岸博幸氏は、環境分野への投資では、「資本ストックの増大」「労働力供給の増大」「技術進歩などによる生産性の向上」という経済成長の3大要因を拡大させる効果がなく、牽引役にならないと明快に主張している。
環境ビジネスそのものが長期の成長性を持つ一大産業となれば可能性はあるのかもしれないが、既存のエネルギーインフラの置き換えにとどまるのであれば、一定のところまでいけば飽和してしまい、限界に突き当たるだろう。
環境分野に資源配分をシフトすることは必要だろうが、環境投資さえすればすべてが解決するかのようなばら色のイメージ先行で政策を決定しては道を誤る危険性がある。





