2015年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

一人一票実現国民会議

  • 一人一票実現国民会議

FireFox

  • Mozilla Firefox ブラウザ無料ダウンロード
無料ブログはココログ

« 感情的意思決定の心理学 | トップページ | 筋力トレーニングのポイント »

2008年4月15日 (火)

CDの価格破壊~好機か危機か

近年、クラシック音楽CDの価格破壊が進んでいる。特に安いのは多数のCDがセットになっているもので、例えばこんな感じだ(以下の価格は概数)。 

ベートーヴェン交響曲全集(ブロムシュテット指揮)5枚組 2500円(1枚あたり500円)

ショスタコヴィッチ交響曲全集(バルシャイ指揮)11枚組 5200円(1枚あたり472円)

ワーグナー:ニーベルングの指輪全曲(ハイティンク指揮)14枚組 6000円(1枚あたり428円) 

セットなら安くなるのが普通とはいえ、長年レコードやCDは1枚=2500円が相場で、旧録音の廉価盤でも1枚1000円はしたことを考えると隔世の感がある。 

しかも、もっと安いこんなものもある。 

バッハ大全集 155枚組 19,000円(1枚あたり123円)

ベートーヴェン全集 100枚組 12,000円(1枚あたり120円)

モーツァルト全集 170枚組 8,000円(1枚あたり47円) 

セット以外にも安い理由はある。最新録音ではないし、誰でも名前を知っているようなスター演奏家とは言えない。とはいえ、音楽を楽しむのに不都合はない演奏・録音だという評判である。 

かつては小遣いをためては1枚ずつレコードやCDを買っていたことを思うと、数枚分の価格で100枚単位で手に入るのだから夢のような時代になったものだ。音楽愛好家にとって、まずは喜ばしいことだと言えよう。 

初期投資を回収し終わった後は、大量生産すれば限界費用はどんどん下がるので、CDというモノの値段として考えればこのくらいの価格は十分ありえるのかもしれない。 

しかし、不安な面もある。仮にここまで下げなければ買い手がいないのだとすれば、クラシックCD市場が縮小均衡のスパイラルに入っている可能性もある。最近は初期投資が回収できないので、オーケストラのスタジオ録音が減っているという話も目にする。かつて暴利をむさぼっていたのが、合理的な価格に落ち着いただけなら良いのだが。 

世界の人口は増加を続けており、アジアの新興国からも演奏家が出るようになるなど地理的にはクラシック音楽は広がっている。それなのに、逆に市場が縮小しているのだとしたら、クラシック音楽産業(当然、音楽家たちも含む)は真剣にマーケティングを考え直す必要があるのではないか。

« 感情的意思決定の心理学 | トップページ | 筋力トレーニングのポイント »

音楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/442097/20263623

この記事へのトラックバック一覧です: CDの価格破壊~好機か危機か:

« 感情的意思決定の心理学 | トップページ | 筋力トレーニングのポイント »