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2008年6月 8日 (日)

「リーダーシップ論」ジョン・P・コッター

Whatleadersreallydo 昔、組織行動論を勉強したとき、心理学や社会学からビジネスに応用できそうな理論をつまみ食いしたようなものだと思った。つまり、ビジネス組織において何が主要な課題なのかをまず把握して、それを解決するための方法を探るのではなく、既存の理論のうちビジネス組織に応用できそうなものを当てはめただけだったのだ。

 コッターはまず、経営環境が急速に変化するようになったので、旧来の管理手法にのみ依拠する「マネジメント」だけでは不十分であり、組織を適切に動かすためには、「リーダーシップ」によって変革しなくてはならないと説く。

ここで、「マネジメント」とは、計画・予算・ハイアラキー組織・管理によって組織を運営することをいう。これに対し、「リーダーシップ」は、ビジョン・戦略・実行力・やる気が特徴だ。

コッターは、既存学問の理論に依拠するのではなく、組織の中で経営者・管理者が実際にどのような行動を行って、どのような結果を生じているのか、フィールドワークを行って帰納的に結論を導き出している。

成功するリーダーシップとはどのようなものかを分析・記述するのが本書の目的だが、それはとりもなおさず今日の組織において必要とされるリーダー人材になるためにはどのように行動すべきか(=出世する方法)を教える書でもある。

「第3章 上司をマネジメントする」は、思い込みを廃して上司との関係を客観的に捉え、上司と自分自身の行動をマネジメントすることの必要性を説いている。ここに書いてあるようなことは、うまく出世した人たちは他人から教えられなくても敏感に察知して実行してきたことなのだろう。

世の中には、わかっている人はわかっているが、書籍、文書、あるいは口伝によっても表現、記録されていない知恵がたくさんある。本書は、組織を動かすリーダーに必要な知恵を体系化しようとした重要な試みである。

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