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2008年8月14日 (木)

「崖の上のポニョ」宮崎駿・監督

Ponyo_banner 十分楽しめた。ただし、ドラマチックにストーリーが展開していくというよりも、幻想的なイメージの連続という性格が強く、過去に見たいくつかの宮崎作品に比べると推進力は弱い。それに伴って、メッセージ性も強くない。NHKで放送されたメイキングで、本作の構想にあたっては、まずキャラクターありきで、ストーリーは後から考えているプロセスを紹介していたが、納得した。ストーリーの結末に宮崎駿が悩んだ痕跡もわかる。一応ハッピーエンドだが、すべてが解決する終わり方ではない。ストーリーそのものにテーマがある感じではない。

 

印象的だった構造は、女性的なものと男性的なものとの対比だ。宗介の母のリサと主人公の女の子ポニョは、ともに受容力に富むが、気が強く怒ると怖い。ポニョの母グランマンマーレは、すべてを救済する大きな力を持つ。男の子の宗介は、乗り物や生き物が好きで、やや理屈っぽい。ポニョの父フジモトは、思い込んだことへの執着が強い。宗介の父耕一は家での存在感がない。

 

ポニョと宗介がおもちゃのボートで冒険に出るところは、「いやいやえん」中川 李枝子の「くじらとり」のエピソードを連想した。

 

ポニョが波の上を走る場面の音楽「ポニョの飛行」がワーグナー「ワルキューレの騎行」にそっくりな上に、ポニョの元の名前がブリュンヒルデであることから、ニーベルングの指輪との関係を読み取ろうとする人もいるようだが、おそらく表面的な“しゃれ”程度のことだろう。冒頭部分も音楽だけを聴くとラヴェル「ダフニスとクロエ」に似ているが、映像と一緒に見るとあまり気にならない。

 

前年12月から主題歌を発売して一種のティーザーとしたり、日本テレビの番組を映画の紹介で埋め尽くしたり、プロモーション・キャンペーンの規模は大変なものがあった。テレビ局と一緒でなければ、あれだけのキャンペーンはとてもじゃないができなかっただろう。

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コメント

理屈庵さん,こんばんは。

私もこの映画を一人で見に行きました。劇場では確実に浮いていたと思います。

この映画,泣かせてもらえないのが私にとっては誠に残念。ということでTBさせて頂きます。

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