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2008年9月

2008年9月30日 (火)

演歌は日本人の心か

よく演歌は日本人の心だと紹介されていたことがあった。しかし本当にそうなのだろうか。疑問である。

 

1.演歌は1950年代以降に広まった

ヨナ抜き音階の演歌調のメロディーが流行歌となったのは、1950年代に美空ひばり、春日八郎、三橋美智也、三波春夫、村田英雄、島倉千代子らの歌が売れてからである(Wikipediaによる)。

 

日本の長い歴史から見ればつい最近の出来事じゃないか。それなのに、あたかも日本の歴史と伝統に根ざした音楽であるかのような言い方は当を得ていないのではないか。

 

2.歌詞の内容に一般性がない

演歌の歌詞には、海・酒・涙・女・雨・北国・雪・別れが良く出てくる(Wikipediaによる)。シチュエーションとしては、水商売の人が関係する別れの歌が多い。

 

伝統的には、日本人の大多数は農村で農業に従事していたのであって、水商売が典型的な日本人とはとても言えない。なのに、水商売の人の心情を歌った歌がどうして日本人の心なのか。

 

それぞれの時代にそれぞれの流行歌のスタイルがある。第二次大戦復興期の流行歌が演歌だったので、その時代に音楽になじんだ人にとっては心の歌ということはできるかもしれない。

 

もしそうだとすれば、フォークソング、ニューミュージック、ビジュアル系、ラップなど、それぞれのスタイルが流行った世代にそれぞれの心の歌があるということになる。あえて演歌についてだけ日本人の心だなどと大風呂敷を広げることはないのである。

2008年9月29日 (月)

ショスタコーヴィチ「ジャズ組曲」クチャル指揮ウクライナ国立交響楽団

990 運動会のようなマーチで始まり、その後も性格のはっきりした劇伴やジンタのワルツのような音楽が続く。とにかくわかりやすい。小学校の運動会にぴったりだ。

 

弦楽四重奏や交響曲で見せる悩める近代人の顔はここにはない。

 

あまりに普段抱いているショスタコーヴィチのイメージとの落差に驚いて、いったいこの音楽は何なのかとライナーノートを読んでみると、大衆向けのオーケストラのために書いた作品だという。

 

さすがショスタコ、実用音楽なら実用音楽なりにきっちりと楽しめるものを書いている。名人がその気になって相手の期待に応えようとすればやはりそれなりに一流であると感心した。

 

ショスタコーヴィチの本領でないことは間違いないが、巨匠の一面を知って損はないと思った。

 

Dmitry Shostakovich: Jazz Suites

Theodore Kuchar, National Symphony Orchestra of

Ukraine

Brilliant Classics 7096

2008年9月28日 (日)

モーツァルト大全集~交響曲全集 ヤープ・テル・リンデン指揮モーツァルト・アカデミー・アムステルダム

41nk6xcnqnl_ss500_ クラシックCD箱物の安さにつられて買い込んだ未聴CDを大量に抱え、心は豊かである。最近では、もちろんバロック・マスターワークス60枚組も入手してある。

 

現在、170枚組のモーツァルト大全集を順番に聞いているところで、最初の11枚の交響曲全集を聞き終えた。簡単に感想を。

 

ヤープ・テル・リンデン指揮モーツァルト・アカデミー・アムステルダムの演奏はピリオド様式である。ピリオド様式といってもさまざまで、中には非常に鋭角的な印象を与えるものもある。リンデン達のは、月並みな表現かもしれないが、人肌のぬくもりのような、アトホームな印象である。

 

近代オーケストラは、正確さ・機能的な完璧を指向するがゆえに人間の不完全性を許容せず緊張を強いるような側面がある。リンデン達の演奏は、機能的には不完全なところがあっても、人間らしくゆったりやろうやというような余裕を感じさせ、リラックスさせてくれる演奏だ。

 

モーツァルトがユーモアを愛した人物だったとすれば、ご立派で圧倒的な演奏よりも、このような演奏を好んだかもしれない。

 

作品については、これまで後期の有名曲しか知らなかったので、どうしてもなじみのある曲が楽しめたが、初期の交響曲もモーツァルトの個性は感じられ、聞き込んでいくに連れてその魅力が深まることが期待できる。


Wolfgang Amadeus Mozart Complete Works

Volume 1: Symphonies

Jaap ter Linden, Mozart Akademie Amsterdam

Brilliant Classics 92450

2008年9月27日 (土)

ファミレスの落日

外食企業すかいらーくが再建策として200店舗を閉鎖するという。

 

1980年代前半ごろ、まだファミレスは業態として新鮮で店舗も新しいので清潔感があり、気軽なデートでも使えるくらいだった。しかしその後、敷居の低さが災いして深夜に行儀の悪い若者がたむろしたり、合理化でメニューのほとんどが冷凍食品になってしまったりして、ファミレスのイメージは著しく劣化してしまった。

 

それに加えて、人口の減少、ファーストフードやコンビニとの競合など、外食産業の経営環境はまことに厳しいものがある。

 

200もの店舗を閉鎖するとなるとそれ自体かなりの力技になってくるだろう。それでも実行せざるを得ないところにファミレス市場が縮んでいることが見て取れる。

 

商品としてのファミレスのライフサイクルがピークを過ぎたことは明らかなようだ。

2008年9月24日 (水)

記録法によるダイエット

記録法というダイエット手法がある。毎日「記録をとる」ことだけがこの方法の定義である。

 

したがって、何の記録をとるかが問題になるのだが、ベストセラーになった「いつまでもデブと思うなよ」の著者・岡田斗司夫は、毎日の飲食物すべてを記録して1年間に50kgの減量に成功したという。

 

このくらいの大幅な減量をする場合は毎日の飲食物すべてを記録するのも必要かもしれない。しかし、そこまで克明な記録をつけるとなると手間もかなりのものになる。

 

したがって、そこまで野心的な計画を立てるのでなければ、毎日体重と体脂肪率だけを記録すれば十分ではないだろうか。

 

実は、毎日体重、体脂肪率、筋肉率を記録し始めてもうすぐ1年になる。私の場合、減量が目的ではなく、体脂肪率、筋肉率の管理が目的なのだが、毎日測定していると、意外に日々変動することに驚かされる。1日で体重が1kg、体脂肪率が1%変わることもある(測定誤差もあるだろうが)。

 

いずれにしても、食べすぎで体重・体脂肪率が増加したことがわかれば、自然と翌日以降の生活に気をつけるようになる。「見える化」することがすべての管理の出発点だ。

 

豆乳クッキーダイエットだとか、りんごダイエットだとか、怪しげなものに手を出して無駄な金を使わなくても、「見える化」して、日々の食生活や運動に気をつけていれば管理できるはずだ。

2008年9月23日 (火)

便秘を解消する

おならの臭いを防ぐ」で書き忘れたのだが、便秘を解消することもおならの臭いを防ぐ上で大切だ。便秘をするとおならがよく出る。

 

便秘を解消する一つの方法は、便の量を増やして便意が起きやすくすることだ。便の量を増やすためには、食物繊維をたくさん取る。現代人は加工食品を食べる割合が高く、食物繊維不足だという。例えば、かつては玄米や大麦などを食べていたのに対し、現在では白米や小麦粉を食べる。そうなると含まれる食物繊維は大幅に少なくなってしまうのだ。そこで意識的に食物繊維の摂取を増やすことが必要になる。

 

ドラッグストアに行けば食物繊維のサプリメントをいろいろ売っているので、自分に合うものを選べばよい。私はサイリアム・ハスク(psyllium husk)を愛用している。これはサイリアムのハスクだ。と言っても何のことだかわからんだろう。サイリアムとは植物の一種で、日本ではオオバコと呼ばれる。その種の皮がハスクだ。そんなものをどうやって集めて商品にしているのかは不思議だ。

 

ほとんど風味がなく、水に混ぜると粘り気が出る。あまり時間を置くと寒天状に固まってしまって飲みにくくなるので、すぐに飲んでしまったほうが良い。

 

これを1日に小さじ1杯くらい飲んでいると便通がよくなる。

 

便通をよくするのにもう一つ大切なのが、しっかり朝食を食べることだ。胃に食べ物が入る刺激で大腸も動き出し、便通が得られる。

 

以上を参考に、臭いで嫌がられることのない生活を送ってほしい。

2008年9月19日 (金)

郵便局関係者のための政治?

Logo 民主党と国民新党との合併構想はおじゃんになったらしいが、そもそも民主党は政権さえ取れれば従来の主張を180度ひっくり返しても平気なのか?

 

私が記憶する限りでは、自民党が伝統的にケインズ主義的な政策をとるのに対して、自由主義的な小さな政府を目指すのが民主党だったはずだ。そうであれば、郵政民営化は民主党こそが主導し実現するべき政策であった。ところがお株を小泉総裁時代の自民党に奪われてしまい、民主党は機軸となる政策を失ってしまった。

 

そして最近、いわゆる小泉改革の影の部分(格差)に関心が集まっているのを政権獲得の好機と見て、本来の主張をあっさりと投げ捨て、なりふり構わず郵政民営化の見直しを主張している。その挙句の果てに、郵政民営化に反対して自民党を除名された筋金入りの郵政既得権擁護集団・国民新党との合併を考えるなど、無節操にも程がある。

 

郵政民営化は、2005年の総選挙で争点となり、圧倒的な有権者の支持を受けた政策である。もちろん課題が見出されれば対応は必要だが、人口の少ない地方の郵便局が少し減ったからといって、国家百年の計で断行した郵政民営化全体を覆す必要などあるのだろうか。民主党がそこまで徹底的な政策の検討を行った結果としての郵政民営化見直し論とはとても思えない。

 

特定郵便局長を中心とした郵便局既得権関係者の票欲しさに目がくらんでいるとしか思えないのである。いったい民主党は国政を何だと心得ているのか。郵便局関係者のために政権を執り、郵便局関係者のために政治を行おうとしているのか。

 

私は知り合いに民主党の議員もいるので申し訳ないとは思うが、今のような民主党はまったく支持できない。

2008年9月17日 (水)

事故米を買い取った農林水産省は背任ではないのか

メタミドホスなどの農薬が基準値を超えて残留している事故米が国産米と偽装されて食用に流通した事件が明るみに出た。もちろん、正体を偽って販売した業者は厳しく責任を追及されなければならない。

 

しかし、この事故米、もとをただせばウルグアイ・ラウンドの合意に基づき農林水産省が食用に輸入したもののうち、基準を満たさないものが払い下げられたものだというではないか。なんだそりゃ?

 

農林水産省は農薬が基準値を超えて残留していると知ったうえで米を引き取っていたのである。およそ常識では考えられない無責任な行為ではないか。

 

通常の商取引では、商品が配達されたら注文どおりのものかどうかをまず検査し、もし検査に合格しなかったら返品し、代金も支払わない。注文した覚えのない商品が来たとしても金を支払わないのは当然のことだ。

 

しかし、農林水産省が農薬漬けの米を引き取っていたということは、代金も支払ったということだろう。知っていながら不良品を買い付けたのに等しい行為である。

 

自分の懐が痛まないからといって、不良品を買い付けて会社にその代金を支払わせたら、民間企業なら背任になる。農林水産省の役人はメタミドホス漬けの米を日本国民の税金で買い付けても背任の責任は問われないのだろうか?

 

自民党も民主党も、総選挙が近づいて浮き足立っているようだが、政治家が役人のこうした暴走をチェックしてしかるべき責任者の処分をしなくては存在理由がない。だから役人になめられるのである。

2008年9月16日 (火)

『中世・ルネッサンスの楽器』マンロウ&ロンドン古楽コンソート

Instruments タイトルのとおり、ヨーロッパ中世・ルネッサンス期の楽器の演奏が聴けるCDだ。中世・ルネッサンス音楽の研究・演奏の専門家として一世を風靡したデビッド・マンロウが残した貴重な録音の一つ。

 

ここで演奏されている楽器は、楽器図鑑とか楽器博物館で見ることはできても、演奏を聴く機会はまずない。

 

ハーディガーディなんて名前からして変なので期待させるし、形が変なセルパン、オーボエの先祖のショーム、ハープの先祖のライラなどなど、普段聞く楽器の音とはまったく違う、素朴な音色を次々に聴くことができる。Serpent002

 

そしてこのアルバムのもう一つの特徴は、ただ“聴く博物館”としての資料的な価値だけではなく、演奏される曲が歌謡的なメロディーや舞踊的なリズムを持ったものが多く、音楽として楽しめることだ。

 

次々に繰り出されるバラエティに富んだ演奏を聴いていると、素朴で古色を感じる音色とはうらはらに妙に現代的なノリを感じる。本当にこれらの音楽は数百年前のヨーロッパで作曲された作品なのか? もしかしてマンロウがそれぞれの楽器の特色を発揮させるために自分で作曲したものではないのか? と思ってしまうくらいだ(そんな事実はないようだ)。

 

ただ博物館の楽器で音を出してみましたということではなく、これらの楽器を作り、演奏し、ともに暮らした人々に思いを馳せて、本当の意味でこれら昔の楽器を生き返らせたということなのだろう。

 

Instruments of the Middle Ages and Renaissance

David Munrow, The Early Music Consort of

London

Virgin Veritas 3858112

2008年9月15日 (月)

タバコを吸ってしまう夢

タバコをやめてから18年経った。最近はあまりなくなったが、数年前まではよくタバコを吸ってしまった夢を見た。

 

状況はいつもほぼ同じで、飲み会の席で喫煙者から「もらいタバコ」をしてしまう。私がかつてタバコを吸っていたことを知った相手から強く勧められ、何年も禁煙してきたんだから、たまには1本くらいいいか、と自分に言い訳をして吸ってしまう。

 

そして一服つけた後で、その度に、せっかく10年以上も禁煙してきたのにこの1本で後戻りしてしまったと後悔するのである。まったくしょうもない夢だ。

 

タバコは依存性があるという。やめてから10年以上経っても脳がタバコの快感を覚えていてそれを欲しがるのだろう。

 

近年、分煙、禁煙などの取り組みが進んでいることに対して、禁煙ファシズムだなどと言う喫煙者もいるが、タバコは初めから吸わなければそれに越したことはないので、所詮は習慣性の虜になり判断力が弱くなっているだけではないか。

2008年9月14日 (日)

意外なアクセスデータ

ブログのページ別アクセスデータを見てみると、意外なことを発見することがある。筆者としてはあまり人気がないだろうと思って書いた記事のアクセス数が多かったりする。

 

googleストリートビュー、「崖の上のポニョ」、朝日新聞コラム等、マスメディアでもよく取り上げられた話題は、アクセス数は多いだろうと思っていた。その一方で、次のような記事が健闘しているのだ。

 

育毛トニックの効果のほどは

髪の毛の減少は気になる、育毛トニックに頼れるのだろうか、と考えるご同輩が多いということだろう。比較対象がないので科学的な検証ではないことにはご留意願いたい。ちなみに私はひきつづき使用している。

 

初めてのフィットネスクラブ続き

初めての人にとってフィットネスクラブはやはり敷居が高いようだ。ネットで情報収集してから行ってみたい人が多いのだろう。

 

「リーダーシップ論」ジョン・P・コッター

筆者にとって一番意外だったのがこの記事の人気だ。コッターの本は良書だと思うが、その情報を調べたい人がこんなにいるとは。もしかしたら、大学の経営学部か何かで教科書になっていて、レポートを書くために調べる学生が多いのかしらん。

 

おならの臭いを防ぐ

医者に行くほどではないが、QOLのうえでは無視できない問題ということか。これに的を絞った商品(サプリメント)を出したら売れるかもね。

 

サラリーマンで出世する方法

上司マーケティング~サラリーマンで出世する方法(その2)

私のサラリーマン歴から身をもって学んだことをまとめたものである。もし若い頃にこういうことを教えてくれる人がいたら、もう少し出世していたかもしれぬ。どなたかのお役に立てば幸いだ。

2008年9月13日 (土)

売国環境省が推進する排出権取引

環境省が導入を進めている地球温暖化ガスの排出権取引制度に対して、経団連が参加の意思を表明していないという。

 

当然である。日本は、国民1人あたりでみても、GDP当たりで見ても、欧米主要国よりも地球温暖化ガスの排出量が少ないのだ。オイルショックの後に、必死で省エネの努力や効率化技術を磨いてきた成果だ。日本より排出量が少ないのは発電の7割以上を原子力でまかなっているフランスだけだ。

 

国民1人当たりCO2排出量(2001年)

日本   2.57 トン/人

アメリカ 5.50

カナダ  4.55

イギリス 2.72

ドイツ  2.87

フランス 1.80

 

GDP当たりCO2排出量(2001年)

日本    58 トン/百万ドル

アメリカ 174

カナダ  197

イギリス 120

ドイツ   88

フランス  59

 

*「エネルギー・経済統計要覧2004」より(IEA統計データに基づき集計)

 

排出権取引を導入すれば、排出権が株、原油や穀物相場のように実体経済と切り離されたところで投機の対象にされる。温暖化ガスの排出を避けられない企業は、投機の結果高騰した排出権を買わされることになる。

 

ちょうど昨今の原油高や食糧高と同じように、実体経済の中で愚直に商品の製造販売に携わっている人たちがマネーゲームの餌食になるということだ。もちろんそのツケは物価上昇と不景気という形で一般国民にも回ってくる。マネーゲームの中でサヤを抜く虚業に携わる器用な人間たちだけが巨額の利益を得る。環境省の役人は、さしずめそのおこぼれに預かる密約で欧米のマネーゲーム陣営に取り込まれているんだろう。

 

先に書いたように、既に日本の温暖化ガス排出量はもともと少ないのだ。それなのになぜ高いカネを払って排出権を買わなくてはならないのか。環境省や外務省の役人は、欧米諸国の中で孤立しようとも自国の国益ははっきりと主張しなくてはならない。欧米に追随するだけならバカでもできる。エリートなら難しい仕事をこそきっちりとやり遂げてもらいたい。

2008年9月12日 (金)

カーボンオフセットはインチキが出てくる

Windmill カーボンオフセットをネットで販売するサイトがいくつかある。カーボンオフセットとは、地球温暖化ガスの排出量を埋め合わせる(プラスマイナスゼロで帳消しにする)サービスだ。

例えば、自動車で東京~大阪間を往復したことで、二酸化炭素を200kg排出したとする。それだけ地球温暖化を促進してしまったことに深い罪悪感を抱いたので、なんとかこれを帳消しにしたい。そういうときに、1000円支払ってカーボンオフセットを利用すれば、その1000円が回り回って地球上のどこかで風力発電か何かに投資され、200kg分の二酸化炭素の排出削減に使われる。もちろん、カーボンオフセットを販売する企業の取り分があるので、1000円の全額が直接投資されるわけではないが。

これは、国際的な地球温暖化ガス削減の仕組みである京都議定書メカニズムに則った排出量削減の小売分売なのだ。したがって、支払った代金は、企業の取り分を除き、公認された地球温暖化ガス削減事業に投資されなければならない。

しかし、である。カーボンオフセットを買う個人には、本当に京都議定書メカニズムで認められた事業に投資されたかどうかを確かめる手立ては現実にはない。当然、業者は何かしらの証書を示して自らの正当性を主張するだろう。しかし、何億円、何十億円とかかる事業を細切れにして販売するので、自分が支払った1000円がどの事業に使われた分なのか対応関係を確認することは無理だ。

だから、カーボンオフセットの販売事業が儲かるとなったら、きっとインチキ業者が出てくるだろう。食品のように舌で味わって臭いをかいで確かめることができるものですら偽装が相次いでいるのだ。見ることも触ることもできない遠いどこかでの排出量削減事業が偽装されないと考えるとしたらよほどのお人よしだろう。

カーボンオフセット販売業者の認定はよほどきっちりとやらないといけない。

2008年9月11日 (木)

かつて結婚は永久就職だった

「婚活」という言葉が流行ってきている。「就活(就職活動)」と同じように、意識的・能動的に活動(結婚活動)をしないと結婚できない時代になったという含意がある。

私の知る範囲でも、特に“三高”の女性は独身率が高いようだ。三高とは、バブル時代に結婚相手として望ましい男性の条件(高学歴、高身長、高収入)として言われた言葉だが、男女雇用均等時代に入って久しく、女性でも三高に当てはまる人は増えている。有名大学を出ていて、身長が160cm以上あり、一流企業や外資金融機関などに勤めていて年収800万円以上はある。こんな条件に該当するような人たちは独身の率が高いように思われる。

なぜか。勝手な推測だが、ひと言で言うと「結婚する必要がない」からだ。少なくとも生計を維持していくために結婚する必要はまったくない。へたな男性よりもよほど高収入なのだから、カネが目的で結婚するいわれはない。

カネが結婚の目的にならないとすると、あと結婚する理由として残るのは、子供と愛情だ。

非嫡出子で母子家庭になってもいいから子供だけ欲しいというのなら結婚する理由にならないが、そこまで急進的な考えをする人も少ないだろうから、子供を持つことは結婚の目的になりうる。ただし、初めから好きでもない男の子供を持つということも考えにくいので、次の条件がクリアされなければならない。

すなわち、愛し愛される男性と一緒に暮らしたいという目的だ。しかしこれがなかなかの難問のようだ。バブル時代の三高男の場合、相手になる女性はほとんどの場合男性よりも低学歴・低身長・低収入だったので、マッチングの確率は高かった。しかし、女性の側が三高である場合、男性がそれよりもさらに高学歴・高身長・高収入となると、その数はきわめて限られてしまう。

もちろん、男性が女性よりも低学歴・低身長・低収入だって本人同士が気にせず愛し合っていればばかまわないのだが、現実にはそういう組み合わせは少ないだろう。社会的・文化的な背景もあるだろうし、本能的・生物学的な理由もあるかもしれない。

その結果、三高女性たちは、お互い人生を共にしたいと思える男性にはめぐり合えず、かといって生活していく上で男性の経済力に頼る必要もないので、独身のままでいることになる。

これを逆から見ると、かつて女性の経済力が低く抑えられていた時代には、生活の必要からいろいろ妥協して女性は結婚していたということがわかる。まさに「永久就職」だったのだ。そして男女はほぼ同数いるので、結婚できて普通という状態が作り出されていた。一面、昔の人たちはなかなかの知恵者だったとも言える。

2008年9月 9日 (火)

自民党総裁選の活発化で民主党は地盤沈下?

Logo 自民党総裁選は、総裁禅譲説があるくらい麻生太郎が本命とされていたが、与謝野馨、小池百合子、石破茂、石原伸晃と対立候補が次々に名乗りを挙げ活気を帯びてきた。

このためマスコミの報道が当面は自民党一色になり、代表選が無投票で小沢一郎に決まった民主党の存在がかすんでしまうことを民主党国会議員は心配しているという。

かすんでしまうかどうかは別にしても、民主党の代表選挙が無投票になるまでの推移は透明性がなく、好ましいものではなかった。

自民党では、総裁選への立候補を一部の若手は断念したと報じられているものの、「我こそは」と思う者が名乗りを挙げられるオープンな雰囲気があるように見える。これに対し、民主党は、これまで岡田克也、前原誠司という若手の代表が十分に力を発揮できずにその座を降りた後、押しも押されもしない長老の小沢一郎が党内権力を一手に握ってきた印象が強い。

しかし、6月に前原誠司がバラマキ政策に疑義を呈したように、民主党内にもいろいろな意見がある。代表選で議論を戦わせ、オープンな過程を経て党としての立場を固めたほうが良かったのではないだろうか。

2008年9月 7日 (日)

スイカが生えた夏

Suika1 この夏、庭にスイカが生えた。既に収穫もして食べたところ、まあまあいける味だった。生えたというくらいだから、植えたのではない。

昨年スイカを食べたときに、皮や種を生ごみ処理機に入れた。そして、処理済のごみを肥料として庭に撒いた。どうやらスイカの種はこの過程を生き残って、発芽したらしい。

通常、栽培するスイカはハイブリッド品種で、接木をしてある。食べたスイカの種から実生したままでまともな実がなるのか疑問はあった。しかも、スイカ栽培のノウハウはゼロで、放置してあった。

しかし、結果からみると数個の実が一応ちゃんとできたので、何の手間もかけなかったことを考えると満足である。実のなる植物の生長を見るのは楽しいものだ。

(写真はまだこぶし大の実)

2008年9月 6日 (土)

原子力供給国グループがよりによってインドを特別扱い?

India 核不拡散を目的として原子力資機材の輸出管理ガイドラインを策定する原子力供給国グループ(NSG) の臨時総会で、ガイドラインに沿わない米印原子力協定を例外扱いするかどうかの議論が行われているという。米印原子力協定の例外扱いが認められれば、今後アメリカからインドに原子力資機材が輸出されることになる。

そもそもNSGは、1974年にインドが平和目的の原子炉を転用して核爆発実験を行ったことに衝撃を受けた諸国が、平和利用を確約しない国には原子力資機材を輸出しないことを申し合わせるために創設されたものである。

それなのに、当のNSGの場でガイドラインに沿わないインドへの輸出が認められたら、NSGの存在意義は根底から覆されることになるだろう。

それにしても、日本をはじめとする非核兵器諸国の願いをよそに、核不拡散への取り組みに背を向け続けるインドと、二国間の取り決めで何でもやってしまおうとするアメリカには呆れたものだ。

2008年9月 5日 (金)

エド・はるみが気になる

Img8cdf8785zikfzj いろいろ細々としたことが気になる私ではあるが、芸人で気になるのはエド・はるみだ。

とはいえ、この人の芸に腹の底から笑ったことはない。

ではなぜ気になるかというと、40歳からお笑い芸人を志し、テレビでのブレイクを実現した立志伝中の人物であることにある。お恥ずかしい話だが、私は40代も半ばになっているというのに、いまだに自己実現できていないというもやもや感を少し抱えながら毎日を暮らしている。だから40歳を超えてから努力と実力で自己実現を果たしたエド・はるみという人は尊敬できるのだ。

ただし、本来生真面目な性格だと思われる彼女がなぜあそこまでして人前で目立ちたいのか、自己顕示欲の強さはちょっと理解できないところだ。それが引っかかるために、あの渾身の芸にも素直に笑えないものを感じてしまう。

いずれにせよ、一発屋で終わることが多い芸人の世界で長く活躍されることを祈ろう。

2008年9月 4日 (木)

朝からしっかりランチ?

Lunchpack ちょっとひっかかっているのが山崎製パン「ランチパック」のCMだ。

朝のオフィスでパンにかじりついている男を映して、ナレーションが「朝からしっかり。……ヤマザキ ランチパック」と言うのである。

この商品は食べたことがある。食パンの間に卵サラダやピーナツバターなどを挟んで圧着したものだ。アメリカではお弁当といえば食パンの間にジャムとピーナツバターを挟んだサンドイッチが定番だが、これに似ている。ネーミングのとおり、元は昼食の弁当用に開発された商品なのだろう。

しかし、問題のCMでは朝食に食べることを提案している。どうしてそうなるのかは不明だが、勝手に想像すると、商品開発段階では昼食を想定していたのだが、ユーザーの実態調査をしてみると朝食にしている人が意外に多かった。それで、商品の目的を変更して朝食用途を訴求することにした...

商品を販売してみたら、ユーザーが独自に別の用途に使っていたという例は耳にすることがある。例えば、家庭用超音波洗浄機はメガネや宝飾品の洗浄を想定して商品化されているはずだが、実際にはフィギュアの洗浄に多用されているようだ。ランチパックも想定した用途と実際がずれた商品の一つなのかもしれない。しかし、「ランチ……」の名称はそのままで朝食用を訴求されると、ちょっとひっかかってしまう繊細な私なのである。

2008年9月 3日 (水)

「マタイ受難曲」バッハ

信仰心が薄い私のような人間にとっても、音楽の美しさを通じて表される真摯な感情は感動的である。キリスト教というひとつの宗教を超えて人の心に迫る普遍的なものがある。誰かが無人島に持っていく1枚のCDに挙げていたような記憶がある。まさにそれに値する作品だ。

リヒターの1979年録音をかなり前に買って持っていたのだが、1回聞いただけでとっつきにくいと感じて10年以上も放置していた。ウォークマンを買って通勤途上の時間に音楽を聴くようになり、無駄な時間の活用だから、いままで敬遠していた作品になじむ機会にしようと考えてこの曲を選んでみた。しっかりと聴き込むような聴き方ではなかったが、何度か通して聴くうちにこの曲の良さがわかるようになってきた。歌詞も見ないでただ音を聴くだけなので、真髄に迫っているとか言うつもりはまったくない。しかし、純音楽として聴いているだけでもだんだん伝わってくるのだ。

“聴かず嫌い”だったときは、「受難曲」というタイトルから、辛気臭い暗く悲しい音楽が延々と続くものを想像していた。しかし、実際の「マタイ受難曲」は、もちろん悲しい音楽もあるが、幸福、愛情、悲しみ、諦観といった人間の感情を幅広く表現するものだった。一貫して聴かせる歌心がある。独唱、合唱、オーケストラ、オルガンといろいろな要素が入っており、音楽としての楽しみが詰まっている。

 

 

J. S. Bach: Matthaüs-Passion BWV244

Bach Collegium Japan, Masaaki Suzuki BIS-CD-1342/1344 (Johannes-Passionとセット)

Münchener Bach-Orchester, Karl Richter Archiv 413 613-2

Choer et Orchestre de la Chapelle Royale, Philippe Herrewege harmonia mundiCoffret du 50ème anniv ersaire de Harmonia Mundi

780 922_2 Coffret_du_50me_anniversaire_de_h_3

2008年9月 2日 (火)

今、選挙をやられても困る

福田総理が辞任を表明し、衆議院総選挙が近いらしい。

しかし、今、選挙をやられても、自民党も民主党も変な政策を提案しそうで、投票する政党がなくて困る。

民主党は農家への個別所得保障などという典型的な地方利益誘導バラマキ政策(しかも財源の裏づけ皆無)だし、自民党は郵政民営化に反対した反動勢力が復活している。

いったい、真面目に働いて所得捕捉率100%で納税し社会保険料の負担率も上昇している都市部のサラリーマンの人生を真摯に考えた包括的・長期的・整合的な政策を提案する政党はないのか!

左翼政党はといえば、老人=弱者という誤った前提での議論ばかりだ。確かに歳を取れば体力は衰え病気がちにはなり肉体的弱者かもしれないが、大多数は少なくとも経済的弱者ではない。何しろ払った社会保険料の何倍もの年金を受け取っているし、若い頃に組んだ住宅ローンは高いインフレ率のため実質的に返済額が目減りし、返済を終えた後にしっかり貯蓄しているのだ。

老人は新聞の購読率は高いし、テレビも長時間見る。その上、選挙の投票率も高いので、マスコミの論調も政党の政策もすべて老人のご機嫌取りばかりになってしまっている。お年寄りを大切にする気持ちは必要だが、国の将来を考えれば今働いている世代やその後の世代のことも真面目に考えないと大変なことになるよ。

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