2015年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

一人一票実現国民会議

  • 一人一票実現国民会議

FireFox

  • Mozilla Firefox ブラウザ無料ダウンロード
無料ブログはココログ

« 文学とは | トップページ | ソイプロテインとホエイプロテイン »

2009年2月 7日 (土)

オーバースペックの官僚がろくでもないことをする

厚生労働省が医薬品のネット販売の禁止に踏み切ってしまった。実害も出ていないのに、厚生労働官僚が天下った業界団体の既得権を守るために、多数の消費者のデメリットに目をつぶって規制強化を行ったものだ。

 

このような愚行が白日のもとに堂々とまかりとおるのには次のような構図がある。

 

1つは、官僚が天下り先の団体を確保しなければならないことだ。キャリア官僚(国家公務員Ⅰ種)は、定年まで勤めることは実際にはなく、それまでに後進に道を譲って再就職する。そこで問題になるのが再就職先だ。キャリア官僚は民間を馬鹿にしているので、原則として民間企業で従業員として勤務することはない。民間企業も頭が高いお役人様に来られても迷惑なので、雇う気はない。そのため、役人は各種の公益法人や特殊法人を作って、その役員に再就職する。これら団体には何かしら名目をでっちあげて税金を投入しているが、規制権限をちらつかせて企業からも上納金を巻き上げている。したがって、多少は資金を出している企業のためになる仕事をしているふりをする必要がある。今回のケースでは、実店舗で医薬品を販売している企業に対していい顔をしてみせたのだ。

 

2つめは、官僚が能力をもてあましていることだ。最近こそ国家公務員の人気にかげりが出ているが、かつては国家Ⅰ種はわが国でもっとも優秀な人材が争った職種である。英語でbest and brightestというやつだ。実際、高級官僚にはきわめて知的能力の高い人が多い。しかしながら、現在の官僚制度ができた明治時代ならともかく、現在の日本では、最優秀な人たちが寄ってたかって取り組まなければならないような困難な行政上の課題はあまりない。その結果、仕事の内容に比べてオーバースペックな人材が配置された状態になっている。

 

最優秀な人たちというのは、大変意欲的な人たちでもあるので、能力をもてあました状態でおとなしくしているということはない。何かしら仕事を作り出して、全力で取り組むのだ。取り組む対象が国民の観点から正しい目的であれば良いのだが、独善的な目的であれば、極端な部分最適になってしまい、国民全体としての福利厚生が阻害される結果になる。

 

役人の仕事はノーリスクだ。不景気で勤務先がつぶれることもない。仕事のやり方は法令で決まっている。本来、こういうノーリスクの仕事に最優秀な人材を充てる必要はない。

 

本当に一番難しい仕事は、市場経済の中にある。最先端の技術や商品を開発したり、先行きがどうなるか誰にもわからない中で舵を取ったりする仕事だ。市場経済の中で国富が創造されるのだから、最優秀な人材はその任に当たるべきなのだ。

 

最高学府を出た人たちがたくさん集まって、小さな既得権益を守るための無用な規制強化に血道をあげるなどまったく茶番だ。公務員制度改革によって、就職先としての国家公務員の魅力が下がれば、国民全体の利益につながるだろう。

« 文学とは | トップページ | ソイプロテインとホエイプロテイン »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/442097/27857247

この記事へのトラックバック一覧です: オーバースペックの官僚がろくでもないことをする:

« 文学とは | トップページ | ソイプロテインとホエイプロテイン »