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2009年8月19日 (水)

プッチーニ「マダム・バタフライ」

Mb_3 フレデリック・ミッテラン監督の映画版「マダム・バタフライ(蝶々夫人)」DVD1995年)を観た。「マダム・バタフライ」は、日本を舞台にしたオペラの名作として、勝手に親近感を感じてわかったような気になっているのだが、やはりきちんと観なくてはいけないと思った。

 

作品自体は、あらすじですべて語れてしまう単純な物語だ。2時間のオペラにするだけのストーリーがないのを無理に引き伸ばしたように感じられる。蝶々さんの心情を丁寧に描くことでストーリーに説得力を持たせようという努力は買うが、始めの方でシャープレス領事が見え見えの伏線(バタフライはピンカートンに捨てられるという結末)を歌っていて、それがすべてなのだ。

 

叙情的な音楽の描写力はさすがにプッチーニだ。ただし、有名な「ある晴れた日に」以外には魅力的なアリアはない。

 

映像には、日本人なら違和感を感じるところがいくつかある。やたらにちょうちんが出てきたり、厳島神社の鳥居みたいなものが長崎港に立っていたりと、ありがちなエキゾティスムを強調した場面がある。軍港なのに磯があったり、庭にぼうぼうに伸びた草や木が植わっているのも不自然だ。また、生活道路のすぐ脇に囲われることもなく墓場があるのも変だ。ただし、着物は本物っぽくて、ちゃんと女性も右前で着ている。

 

蝶々役のYing Huang(どう漢字で書くのかわからなかった)とピンカートン役のリチャード・トロクセルの二人は聞きやすい美声でルックスも役にぴったりしており、映画用の歌手としてはこれで良いのではないか。Huangは透明感と張りのある声で純情な感じが出ていた。ピンカートン役のトロクセルもイケメンだがここぞというときに頼りない遊び人の雰囲気が出ている。

 

ピンカートンを待って蝶々さんが夜明かしをしてしまう音楽のところに挿入されていたモノクロの映像の断片はなんだかなぁだった。大正時代頃ではないかと思われる日本のどこかの都市の光景で、「日本」という以外には何の脈絡もない。このオーケストラだけの演奏部分を映画でどう処理するかずいぶんと悩んだあげくの試みなのだろうが。

 

Giacomo Puccini: Madame Butterfly

Ying Huang, Soprano

Richard Troxell, Tenor

James Conlon, Music Director

Orchestre de Paris

Columbia Tristar Home Entertainment CDR 24673 (PAL)

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