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2009年12月27日 (日)

鳩山内閣の稚拙なCOP15交渉の裏側

DIAMOND online『「COP15」は“軍縮会議”に似たり!国益ありきで臨む米中に「主役の座」を奪われた日本――日本はどう戦ったのか?「COP15」交渉の舞台裏』は、京都議定書に続く温室効果ガス削減枠組みを交渉した先のCOP15の裏側を簡潔にまとめている。

 

これを読むと、鳩山総理が着任早々の国連総会で「25%削減」を宣言したことが、何の役にもたたなかっただけではなく、危うく日本の国益を大きく損ねるところだったことがわかる。

 

「国益を損ねる」という言い方では、大多数の国民にとっては他人事のように受け取られるかもしれないが、要するに、私たち国民が日夜額に汗して稼いだ大切なお金が、貪欲な“発展途上国”(実はGDP世界第2位の大国、中国)に何千億円、何兆円という単位で持っていかれるということだ。

 

ただでさえリーマンショックからの立ち直りが遅い日本にとって、そんなことに使う金などないのは明らかだ。国内の財政すら大赤字で借金まみれなのに、外国に進呈するお金が何千億円、何円とあるわけがない。もしそんな額を支払うとなれば、結局国民の懐に手を突っ込んで持っていくことになる。

 

国連総会で鳩山総理が「25%削減」を宣言したときに、会場からは拍手が起きた。この拍手の意味は、「ずいぶんとおめでたい人がいるものだ」ということだ。おめでたいから拍手したのだ。

 

国際交渉とは、それぞれの国の代表団が自国の国益(つまり、国民の幸せ)という厳粛かつ極めて重い責任を追って臨む、真剣勝負のやりとりだ。少しでも自国に不利になることは言わないように慎重には慎重を期するし、相手が少しでも口を滑らしてこちらにとって有利になる言葉を言いでもすれば、すかさず言質をとる。

 

交渉の常として社交辞令や美辞麗句はいやというほど飛び交うだろうが、衣の下には皆、鎧を着けているのだ。

 

鳩山総理は、満場の聴衆の前で、「25%削減」を宣言することにより、自らひとりで鎧を脱いでみせたのだ。「ほら、ぼくは鎧を脱いだから、みんなも脱ごうよ!」と呼びかけたのに等しい。

 

そして、12月になり、コペンハーゲンでCOP15が始まった。衣の下に鎧を着けた各国代表団がひしめく中で、たった一人、裸で乗り込んで行かざるをえなかったのが日本政府代表団だ。鳩山総理が「日本は裸で行く」と宣言してしまったからだ。

 

当然、日本政府代表団は、誰からも相手にされない。当たり前だ。ひとりだけまったく場違いな服装で現れたのだから。皆がタキシード、イブニングドレスで着飾っている満場のパーティ会場に、一人下着姿で現れたのが日本人だ。そんな奴が相手にされるわけがない。日ごろ批判されているお役人だが、この立場には同情を禁じ得ない。

 

そして、当然のことながら、日本はリーダーシップを取ることができず、交渉相手の中国からは「日本だけ25%削減にコミットしろ」と迫られるありさまだ。

 

日本が25%削減の義務を負わずにCOP15が終了して本当に良かった。

 

日本国民の幸福を犠牲にして自分だけ国際社会で善人ぶりたがる鳩山総理には一日も早く辞職して欲しい。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

大和さま、コメントありがとうございます。

文科省の「ゆとり教育」が大間違いな政策だったことには同意します。

しかし、鳩山内閣は、教育に関しては金銭的なバラマキを行おうとしているのみで、知識産業国家の建設に必要な、教育の中味を充実させることに関しては具体的な行動を起こしてはいません。

自民党の政権が制度疲労を起こしていたため、時代に合った改革ができなかったのは事実です。だからといって、鳩山内閣の欠点に目をつぶって、全面白紙委任することには賛成できません。

具体論で議論されることが日本を良くしていくために必要だと思います。

日本社会は、時代遅れの教育制度を根本から変える必要があります。子供達一人一人に高い能力を授けなければ、急激な工業発展に取り組む途上国と知識産業の発展に取り組む先進国のはざまに取り残され、国家破綻することは明かです。
学校現場から、文科省の愚民化政策を詳細に暴露したのが「『おバカ教育』の構造」(阿吽正望 日新報道)です。文科省官僚は、この知識時代に、子供達に愚民化教育を行い、不登校、退学者、引きこもり、ニートを作り、若者を失業者、生活困窮者にしたのです。
知識産業国家を作るには、時代逆行の政治行政システムを、根底から改革する必要があります。
鳩山内閣への批判は、国民に何の利益もありません。必要なことは、改革を後押しして実現させることです。内閣批判を繰り返し、改革を遅らせ、国家破滅を作り出そうとする陰謀や謀略工作に、日本人は荷担すべきではありません。

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