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2010年4月 4日 (日)

バッハ「マタイ受難曲」鈴木雅明指揮バッハ・コレギウム・ジャパン(2010年4月3日)

彩の国さいたま芸術劇場音楽ホールでの演奏を聴いた。このホールは初めてだったが、客席数が604しかないコンパクトさなので、音がしっかりと響いてとてもよい。興行的には採算が厳しいだろうが。

 

バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の演奏は、数年前は抑制と洗練された蒸留水のような演奏というイメージを持っていたが、最近はよりドラマティックな表現をしてきているように感じる。鈴木は、特にイエスに重大なことが起きる場面では、全身を使って演奏者たちから思い切った表現を引き出していた。

 

前半、オーケストラの合奏の精度が普段よりも低いように感じた。前日もオペラシティで「マタイ」を演奏しているので、もしかして疲れが残っていたのか?

 

以下、ソリストの感想。

 

レイチェル・ニコルズ(ソプラノ)は、いつものとおり豊富な声量と美声で、ソリストの中でも抜きん出ていた。BCJの常連として鈴木雅明が重用しているのも納得できる。

 

松井亜希(ソプラノ)は、美声でテクニックもあるが、欧州勢と比べると声量の小ささが気になった。

 

マリアンネ・ベアーテ・キーランド(アルト)は、声量・表現力ともに申し分なかったが、声の質が若干ハスキーな感じで、BCJとの親和性にやや疑問があった。ただし、後半になると透明感を増してきたので、もしかすると声の調子が悪かったのかもしれない。他で聞いたことがないので、判断できない。

 

青木洋也(カウンターテナー)は、日本勢の中では一番安心して聞けた。やや声量は欧州勢よりは少ないが、丁寧な表現で音楽と歌詞のメッセージを伝えようとしていた。

 

クリストフ・ゲンツ(テノール)は、「マタイ受難曲」でほとんど出ずっぱりとなるエヴァンジェリスト役を完璧にこなしていた。フィシャーディースカウを連想するような完璧なテクニックの持ち主で、この大役をいとも簡単に歌いきっていた。声の質も美しい。しかし、フィッシャーディースカウと同様、あまりにも易々と歌いきってしまうので、苦しみとか悲しみがすべてテクニックで処理されてしまうような印象も受けた。

 

水越啓(テノール)は、安定したテクニックで安心感はあった。

 

ドミニク・ヴェルナー(バス)は、豊かな声量と安定したテクニックで、イエスの役を深みを持って歌った。

 

浦野智行(バス)は、やはり欧州勢と比べて声量が劣るのと、音程に安定が感じられなかった。

 

 

バッハ「マタイ受難曲」

Rachel Nicholls(ソプラノ)

Marianne Beate Kielland(アルトⅠ)

Christoph Genz(テノールⅠ/福音史家)

Dominik Wörner(バスⅠ/イエス)

松井亜希(ソプラノ/女中

青木洋也(アルトⅡ/証人Ⅰ)

水越啓(テノールⅡ/証人Ⅱ)

浦野智行(バスⅡ/ユダ/ペテロ/大司祭カヤパ/祭司長Ⅰ/ピラト)

バッハ・コレギウム・ジャパン(合唱&管弦楽)

鈴木雅明(指揮)

 

201043

彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール

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