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2010年6月

2010年6月20日 (日)

バッハ「宗教曲・カンタータ名曲集」ガーディナー指揮

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ガーディナーがアルヒーフに残したバッハ作品を22枚組にまとめて箱入りセットで発売したもの。マタイ受難曲、ヨハネ受難曲、ロ短調ミサ、クリスマス・オラトリオといった大作に、ガーディナーが手がけていたカンタータ全集のうちアルヒーフで録音した40曲が含まれている(残りのカンタータはSoli Deo Gloriaから発売)。

 

バッハの宗教曲というと、昔からカール・リヒターの演奏が定番とされていて、これを基準に他の演奏を評価する人が多いようだ。確かにリヒターの演奏は篤い信仰心を感じさせる真摯な演奏であり、名演であることは間違いない。しかし、後年のピリオド様式の演奏をいろいろと聞くにつれて、リヒターを標準に考える必要はないと感じるようになった。

 

ピリオド様式の演奏は、それ以前の演奏に比べるとテンポが速めで、合奏や合唱の編成は小さいがその中ではダイナミクスを大きくとるものが多い。いきいきとした躍動感が強調され、300年前に作られた音楽を、博物館の展示物としてではなく生きている音楽として演奏している。

 

ガーディナーのバッハは、オケと合唱がテクニック的に完璧で美しいことはもちろん、すべての音楽が自然な説得力を持った演奏だ。わざとらしい誇張はみじんもないが、ドラマはしっかりと感じられる。上品さは徹底しているが、感覚を楽しませる美しさがある。

 

同じピリオド様式の演奏で近年高い評価を確立している鈴木雅明&BCJは、ガーディナーに比べるとストイックだ。より清冽で響きの純度を高めている。その分、受け身の態度で聞いていると、美しい音だけしか聞こえないことになりかねない面がある。

 

バッハの宗教曲を初めて聞いてみようとする人にもおすすめできるセットだ。

 

Bach: Sacred Masterpieces | Cantatas

John Eliot Gardiner

The Monteverdi Choir

The English Baroque Soloists

Archiv 477 8735

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