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映画・テレビ

2010年3月11日 (木)

ハート・ロッカーって?

2010年の米国アカデミー賞を6部門で受賞した映画「ハート・ロッカー」であるが、このタイトルの意味がわからない。

 

そもそも近年、原題をただカタカナで音訳する悪い習慣が映画界に蔓延しているが、これもそのひとつの例だ。

 

カタカナで「ハート」と書くと、普通はまずheartを思いつく。もうひとつhurtがある。学校でまじめに英語を勉強した人なら知らない単語ではないが、カタカナで書くほど日本語化してはいない。

 

次に「ロッカー」とくると、lockerだろうか。しかし、他にrockerという可能性も残る。

 

つまり、「ハート・ロッカー」という表記からは

 

heart or hurt

   ×

locker or rocker

 

と4通りの英語の組み合わせが考えられるのだ。こんなものをカタカナ表記するとは、この映画の日本配給元はとても頭の悪い人であるに違いない。

 

そして、調べてみると原題は「Hurt Locker」だった。アメリカ人でも馴染みのない言葉だそうだ。何でも「極限の苦痛を受ける場所」というような意味であるらしい。

 

「アバター」を押しのけてアカデミー賞を受賞したので、圧倒的なパブリシティでタイトルの意味はわからないままに、認知度は飛躍的に上がるだろうが、せめて副題でも日本語として意味のあるタイトルをつけてもらいたいものだ。

2009年8月13日 (木)

福地茂雄NHK会長は「腐ったリンゴ」にけじめをつけさせろ

Nhk 歴史歪曲番組として取材協力者の台湾人たちから提訴されているNHKスペシャル「アジアの“一等国”」について、台湾の人達の怒りは収まるどころか、原告団への参加者が増え続けて1万人を超えたという(こちら )。

 

台湾の人達の主張を報道で読む限り、この番組の歪曲・偏向ぶりは否定できない。このような質の悪い、放送法違反の番組を作るようなプロデューサーにはNHKとしてもはっきりと処分を下すべきだ。

 

NHKに対する抗議について、一部には「報道の自由に対する脅威だ」などと寝言を言っている愚かな人達もいるようだ。そんなものをまともに相手にする必要はない。何の罪もない、取材に協力した台湾人の当事者たちが怒りの声を上げているのだ。それともNHK擁護派の連中は「台湾人の心情など一顧だにする価値もない」と言いたいのか。それこそ台湾人に対する人権の蹂躙だ。そんな人権蹂躙の主張を平気でするような連中の言うことは寝言以外の何物でもない。

 

NHKにも心ある職員は多数居るはずだ。「アジアの“一等国”」のプロデューサーは例外的に質の悪い「腐ったリンゴ」だろう。だとすれば、堕落が組織全体に広がることを防ぐためには早く「腐ったリンゴ」を取り除くべきだ。経営責任者としての福地茂雄NHK会長のリーダーシップが問われる。

 

逆にこのケースで福地茂雄会長がけじめをつけられないようだと、「腐ったリンゴ」から舐められて、NHKの規律が緩み、また不祥事が多発する組織体質になってしまうだろう。

2008年12月26日 (金)

「七瀬ふたたび」NHK

Nanase 200810月~12月のシーズンに筒井康隆原作ドラマ「七瀬ふたたび」が10回シリーズで放送された。筒井康隆は少年時代に熱烈なファンだったし、番宣で見た主演の蓮佛美沙子に惹かれたので、毎回見た。

 

全体的な感想としては、7回目くらいまでの、「未知能力」を持った登場人物たちが自分たちが持つ特別な能力に悩み、迷うところの描写は良かった。「未知能力」の存在を別にすれば、人物描写ができていたからである。しかし、8回目くらいから徐々に姿を現す世界征服をもくろむ秘密結社パクス・シエンティアというのがまったくリアリティがなく、B級映画の悪者といった感じでしらけた。もちろん、世界征服を目指す組織なんていうのはフィクションに決まっているのだが、それにしてももう少し作りを丁寧にすればあそこまでB級の臭いを漂わせることは避けられただろう。

 

原作を読んだのは30年くらい前なので全然覚えていないが、こんなストーリーだったっけ? 時代背景は現代に変えてあるので、そのために印象がガラッと変わったのかもしれない。

 

キャストでは、消臭プラグのCMでお殿様の格好で踊って小ブレイクした今井朋彦が癖のある悪役を好演していた。刑事役の市川亀次郎は役作りへのこだわりは伝わってきたが、終始力が入りっぱなしで不自然さを感じた。子役の宮坂健太は、性質のよさそうな元気な少年を好演した。大学教授役の水野美紀は今回のキャストでは一番美人だがダイコン。

 

主役の蓮佛美沙子は澄ました表情の方が美人に見えるので、翳りのある七瀬役はよかったのではないか。エンドロールは蓮佛のプロモーションビデオみたいな作りだったので、彼女を引き立てて主役にするところにこのドラマの目的があったのだろう。その目的は十分達したように感じる。

2008年8月14日 (木)

「崖の上のポニョ」宮崎駿・監督

Ponyo_banner 十分楽しめた。ただし、ドラマチックにストーリーが展開していくというよりも、幻想的なイメージの連続という性格が強く、過去に見たいくつかの宮崎作品に比べると推進力は弱い。それに伴って、メッセージ性も強くない。NHKで放送されたメイキングで、本作の構想にあたっては、まずキャラクターありきで、ストーリーは後から考えているプロセスを紹介していたが、納得した。ストーリーの結末に宮崎駿が悩んだ痕跡もわかる。一応ハッピーエンドだが、すべてが解決する終わり方ではない。ストーリーそのものにテーマがある感じではない。

 

印象的だった構造は、女性的なものと男性的なものとの対比だ。宗介の母のリサと主人公の女の子ポニョは、ともに受容力に富むが、気が強く怒ると怖い。ポニョの母グランマンマーレは、すべてを救済する大きな力を持つ。男の子の宗介は、乗り物や生き物が好きで、やや理屈っぽい。ポニョの父フジモトは、思い込んだことへの執着が強い。宗介の父耕一は家での存在感がない。

 

ポニョと宗介がおもちゃのボートで冒険に出るところは、「いやいやえん」中川 李枝子の「くじらとり」のエピソードを連想した。

 

ポニョが波の上を走る場面の音楽「ポニョの飛行」がワーグナー「ワルキューレの騎行」にそっくりな上に、ポニョの元の名前がブリュンヒルデであることから、ニーベルングの指輪との関係を読み取ろうとする人もいるようだが、おそらく表面的な“しゃれ”程度のことだろう。冒頭部分も音楽だけを聴くとラヴェル「ダフニスとクロエ」に似ているが、映像と一緒に見るとあまり気にならない。

 

前年12月から主題歌を発売して一種のティーザーとしたり、日本テレビの番組を映画の紹介で埋め尽くしたり、プロモーション・キャンペーンの規模は大変なものがあった。テレビ局と一緒でなければ、あれだけのキャンペーンはとてもじゃないができなかっただろう。